安居智博「カミロボプロレス30周年」展
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この度@btf(中央区勝どき)は2014年1月15日(水)より
安居智博「カミロボプロレス30周年」展を開催いたします。
安居智博が小学5年のときに、
ひとり遊びとして産声をあげたカミロボプロレスも、30年。
初公開の最新カミロボを含む30年間で誕生した
全カミロボファイターを一堂に展示し、
30年を振り返ります。
【展示内容】
・幼少期の作品から初公開作品まで500体を超えるカミロボ作品
・安居智博によるカミロボプロレス30周年記念大会の写真物語
・安居智博による新たなカミロボのイメージデッサン
・安居智博によるカミロボファイターのマスク作品、瓦作品
・映像作品の上映
・人間サイズに拡大された居酒屋ブルーキラー
・全長2メートルに再現されたカミロボの立像
・ダンボールで作られた着ぐるみカミロボ
・これまでの活動、商品展開の紹介
・安居智博による160体を超える石森ヒーローのカミロボ
【作家在廊日】
1月24日(金)、1月25日(土)
3月8日(土)、3月9日(日)、3月30日(日)
【作家コメント】
カミロボを発表し始めたのは2003〜2004年頃なので、
発表から今年でちょうど10年が経ちました。
自分の感覚では、そんなに長い時間が過ぎたようには思わないのですが、
最初の展覧会に来てくれた可愛い小学生たちが
今はもうヒゲの生えた20代の青年になっているのかと思うと、
正直、時の流れにゾッとしたりもする今日この頃です…
さらに細かく計算していくと、
「カミロボ発表後の期間」は、
カミロボを作り続けてきた「カミロボ歴 全体の年月」の
おおよそ3分の1を占めるようになってきているようで、
それはそれで、そっち方面からも、時の流れにゾッとしてしまいます…
★ ★ ★
振り返ってみると、カミロボの発表は
僕の人生にとって本当に大きな出来事で、
貴重な経験の中で、自分自身成長させてもらったなぁ、と
ひたすら感謝の気持ちが沸き上がってきます。
ですが、その一方で「一人遊びを発表する」という行為は
大きな矛盾を抱える行為でもあり、
実際のところは、心の奥底でグジグジと
自問自答を繰り返してばかりいたようにも思います。
カミロボ発表後の10年は、自分が抱えてしまった様々な矛盾を
解決するために模索した10年だったと言えるかもしれません。
そして、発表から10年を迎えた今年、
新たな気持ちで絵を描き、文章をまとめ、新しいカミロボを作る中で
気持ちがスーッと楽になったように思いました。
これでようやく、本当にようやくなのですが、
自分自身、創作活動のスタート地点に立てたようにも思います。
本当に、遅ればせながら、なのですが…。
★ ★ ★
カミロボ発表から10年という事で一つの区切りを迎えた今回の展覧会では、
ここまでの経歴を今一度振り返り、さらに、ここから先に繋がる
新しいカミロボ世界についても作品や文章で多数展示しました。
これで、発表前のカミロボ、発表後のカミロボ、
そしてこれから先のカミロボを
自分の中で地続きに一つに繋げることができた、という実感があり、
僕自身、「今回は本当に良かったなぁ」と、
ささやかだけども大きな達成感に浸っているところです。
そういう意味では、今回の展示は35年に及ぶカミロボの歴史にとって
とても意義深い展示になったのではないか、と、
本当に自画自賛なんですけど(笑)今はそんなふうに思っています。
2013年12月 安居智博
カミロボ ホームページ: http://www.kami-robo.com
会場 : @btf
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